宇野功芳のオーディオ観 資料入手編 国会図書館の複写サービスは福音!

日記

宇野功芳のオーディオ観

何回か、宇野さんのオーディオ観について書いてみたい。
というのも、先日、国会図書館から、まとまって、宇野さんの資料を取り寄せること(雑誌の複写)を依頼できたからだ。

まず、地方在住者の福音といってよいこのサービスについて簡単にふれておきたい。
というのもめちゃくちゃ便利だからだ。
ネット時代ならではといってよい。

宇野さんのオーディオに関する記事は非常に少ない。
サウンドトップスという技術評論社の季刊誌に2年ほど、掲載されたのが、9割だと思われる。
具体的には18号から25号まで
年代としては、1989年から91年まで

記事としては、わずか、8記事くらいしかないのだ。

あれだけ、音楽批評を書いており、業界的には近いのに、おどろくほどの少なさといってよいと思う。
これは宇野さんの側にも、問題があったと思う。

僕が編集者の立場なら宇野さんの起用に躊躇すると思う。(後述)

話を戻すと、自分は、むかし友人からコピーさせてもらったサウンドトップスのコピーが何部かあった。
それで「ああ、宇野さんがオーディオに言及していることもあるのだ、」という認識だった。そのボロボロのコピーは、幾多の引っ越しを生き抜き、今も手元にある。
しかし、残りの記事も読みたいと調べだしたのは最近だ。
具体的には、「何号に掲載されていそう」と仮説を立てて、該当の雑誌の号数をメモ。
それをハイファイ堂やヤフオクなどのサイトで、画像にあるメニューをチェック。
拡大すれば、だいたい記事名は、判別できる。

自分の調べでは、下記の模様。(本邦初公開!大げさな!)

18号 「音楽性とハイファイ再生」1989年 春
19号 「個性がなければすぐ飽きる 音楽家が聴いたハイファイスピーカー」
20号 「音楽家が聴く真空管アンプ」
21号 「宇野功芳が聴く実力派CDプレイヤー」
22号 「宇野功芳が聴く最新プリメイン」
23号 「宇野功芳がきくJBLとタンノイの世界」
24号 「録音と演奏 そして再生」
25号 「宇野功芳が聴く実力派CDプレイヤー」1991年 冬

26号は、「リリー・クラウス」の記事で、オーディオ系連載は上記の模様。
上記号数を古本で調べる、という手順。
このやり方で、数冊手に入った。
ヤフオクやら、メルカリである、が肝心の読みたい『宇野功芳が聴くJBLとタンノイの世界』が収録されている22号がなかった。

それで偶然、ネットをたたいていたら、都立中央図書館(昔何度も通った)に「サウンドトップス」所収、かつ複写依頼できることを知った。
電話で問い合わせると、なんと創刊号のみ所蔵している、とのこと。
はたと落胆すると、電話口のむこうのお姉さんが「国会図書館にあるかもしれません」といって、電話を切って、調べてくれた。
大感謝である。
国会図書館には、いくつか欠けているものの、めざす記事収録の号数はあった。

国会図書館の複写依頼、手続き的には、簡単で、
①登録をおえる(5分)
②記事を探す。
③該当の雑誌をカートに入れて、複写依頼したい記事のタイトルを記載する(ページは分からなくてもOK)。

これだけだ。

あとは、10日前後で、複写物が送られてくる。
支払いは、同封されている払込用紙でコンビニ払いするだだけである。

今回は、サウンドトップス以外のコピーも依頼し、関西館のものもあったので、トータル2千円弱。(一部25円+手数料+送料)
長年気になっていただけに、驚異的な安さだ。
文明のありがたさよ!

***

実は、国会図書館とやりとりしたのは、中学以来だ。
それもやはり宇野功芳がらみだった。
『たてしな日記』を読みたい、その一心。
ということを司書さんに伝えたら、一ヶ月ほど、和歌山に取り寄せてくれた。
そこで、鍵付きの部屋(独房?)のようなところで、出入りして、ノートに書き写したことを覚えている!
今は、学研から復刻され、普通に本屋で買えるようになっている。
(スピノザ研究者の河井徳治さんは、ラテン語、エチカを夏休みに筆写したらしいが、僕は宇野功芳。我ながら 笑)

そのおかげで、宇野功芳の文体と吉田秀和の文体で自由に書けるようになった。(なんの特技にもならぬ!)

というわけで、昔も今も世話になっている図書館の司書さんなのだ。
今、わが町の市民図書館はツタヤのサービスになっているが、そうすると司書さんの絶対数は少ないのだろうか、、詳しいことは知らないすこし残念な話。

Comments

Copied title and URL