ついにDENONのSPを売った。
購入したのは、Dynaudioを使っていた頃の2023年一月。
このSPはよかった。
とげとげしいところがなく、それなりにコクがあって、情報量もあった。
正直、88万のDynaudioより、情報量があった。
音のキレを確認するとき、ムラヴィンスキーのショスタコーヴィチ10番の二楽章をよくかけたのだが、DENONのほうがハイスピード、—-ただし低い方の音はばっさりカット—–だった。
外観も、当時ペアで14万ということもあり、ピアノ仕上げで、実に格好よかった。
デノンとしてはヨーロッパを意識したものであったが(ユニット等)、やっぱり、日本製ぽいところはあって、コクより、キレのよさなどを感じた。
(ビールでもそうでしょう?国産ビールはどれもキレ味をきそうものが多いと思う。dunkelはない。)

というふうに非常に気に入っていたのだが、4月に浮気した。笑
人生はじめての大学病院での検査という、非常に憂鬱なときで、気晴らしに安いSPを買ったのだ。
(病院の待合室でポチった。)
購入したのは、ALTECの409-8Eを国産箱に入れたもの。
これが超高能率で、イキがいい。
音のスピード感が段違いなのだ。
その分、あつみやまったりした味わいにはかけるが、ここまで音に速度があると、その思い切りのよさにほれてしまう。
海外製は、こういった、設計者の個性が如実に現れる点が楽しい。
サイズは、ウーファーが20cmになったのでひとまわり大きくなったが、奥行きは浅い。
DENONのSPは、名機?とされ、中古市場で値段もそれなりなので、キープしていたが、まぁ置いておくのもあれなので売却することに。
出品にあたり一応チェックしたが、やはりよいSPだと思った。
バランスがとれていて、中古価格を考えるとよい選択肢だと感じた。
ただALTECとの差で感じたのは、ユニットの口径だ。
音のキャラクターの差でなく、口径からくる音の出方だ。
デノンは、14cm。ALTECは同軸20cm。
やはり、ALTECのほうが、低音など、のびのびと音が出る感じがした。
今は小型SPブームだが、部屋が許せば、やはり20cmくらい欲しいのではないか?という気がした。
最近、感じるのは、ALTECにせよ、古い設計のものでもSPの場合、通用するということだ。
宇野功芳は長く、ワーフェデールのsuper8を使っていた。
途中で、goodman axiom80に交換。
いずれも、設計思想としては、コーンが軽く、能率が高いという古いタイプのものだ。
ALTECの804なども、同じ系譜。
今の自分としては、こういう高能率系に興味がある。
宇野さんのワーフェデールは、ユニットだけ、中古で2万くらいで出ている。
先日は、状態がよいものだったので、期待したが、3万近くになり、撤退。笑
ワーフェデールのsuper 8は検索すると、むかしのラジオ機器のファンのサイトで紹介されたりしていた。
オーディオファンとは、べつ?でラジオ装置のファン(アンティーク?)の間で有名なのだろう。
だからいわゆるハイファイではないと思う。
宇野功芳が「中域が絶品!」と書いていたが、そういうタイプなのだと想像する。
僕には、活字で夢をふくらませるところがあり、買う前の、活字による空想時間も楽しい。
話をもどすと、DENONはよいSPだったと思う。
新しい主人のもとで、よい音を奏でて欲しいと思う。
(画像は、ワーフェデールsuper8 ハイファイ堂より引用)



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