7/6(日)和歌山市交響楽団の演奏会に行ってきました。
真夏のブルックナー! という感じだ。
古楽の翌日のブルックナー、中西さん(fl)連チャン(笑)
前半のブルッフのコンチェルト、期待大。
寺下真理子さんという方。基本スタイルは、あっさりと流す感じだが、ここぞという山場では、パッション全開。そしてなんともヴァイオリニストにとって、山場の多い曲だ。
なんだか僕は、女小林研一郎という言葉が頭をよぎった。そしてソリストのもつオーラ、情報量はすごい。ストラディバリは音色が素晴らしい。雄弁だ。名演!
さて、メインのブルックナー4番。
なんと、和歌山初演とのこと。(ブルックナー初演ではないのか?)
演奏は、アマオケとして、ブルックナー初にしては、十分。いや、120点!
ブルックナー独特のリズム、地味~な、「うんとこしょ、どっこいしょ」みたいな田舎くさいブロックを積み重ねるような響きは、感じられた。
しかしブルオタの自分としては、もうちょっと望みたい箇所があったことも正直だ。(ごめんなさいm(_ _)m)
これは、ホールの関係もあるのだが、響きがハーモニーとして溶け合わず、各楽器がきつく分離したままきこえるのだ。トゥッティでも響きに身を浸す感じでなく、各パートが分離したまま、ダイレクトに届く。
結果的にブルックナー特有の溶け合ったオルガンのような荘厳、神秘的な「響きの法悦」までは至らない。
ホールが演奏を助けないのだ。これが例えば芸術劇場の三階席だったら、全然違う印象だと思う。和歌山城ホールは、中ホールくらいなので、もうひとつ響きが伸びず、直接音が耳に届く感じ。1stVnは、5プルトなのだが、もう少しやせてきこえてしまう。
ブルックナー特有のゲネラルパウゼがあっても、音が伸びないので、もうひとつだ。
むずかしい、ホールも楽器の一部なのだ。
したがって、ハイドンなどのやや小ぶりな編成の曲だと、あの城ホールのくっきりとした音を届ける響きのよさは、活かされると思う。
和歌山市交響楽団は、アマオケとしては、大拍手、健闘賞をさしあげたい。先述のようにブルックナー独特のブロック積み重ね、は表現されていました。
これは思い出したので、書いておくと、朝比奈が最初、大フィルでやりはじめた頃、オーケストラの格パートは不安だったそう。自分のパートだけやっていると、「はたして、これが音楽になるのか?」と不安になったというのだ。ブルックナーというのは、全体の響きを味わうようなところがあり、それは練習しはじめたオーケストラにとっては未知で不安だったようだ。
ホールに話を戻すと、例えば、ストラヴィンスキーの「火の鳥」(次回曲)などは、ブレンドされた響きが求められるわけでもない。
むしろ各楽器が混濁せず、ストレートに直接客席に届くのもありだと思う。
それにしても、和歌山の市民オケが、ブルックナーをやってくれたことは一音楽ファンとして、嬉しくて仕方がない。
小うるさいことを書いてしまったが、ご容赦ください。m(_ _)m
そもそもブルックナーは、プロでも演奏されるようになったのはついこのあいだから。
まだまだ、これからだ。
江田先生(相変わらずトークうまい。笑)、中西さん、関係者の皆様のご尽力には大感謝。




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